【実践】人間関係を円滑にするための土台づくりの方法

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ラポールについてのおさらい

前回の記事では、人間関係を構築するために重要なラポールについて紹介しました。

ラポールがどのようなものかを紹介するのに注力しすぎて、具体的にどの様に構築するのかをあまり紹介できませんでした。

そこで、今回は実際にどういうふうにラポールを気づけばよいのかを、僕の経験を交えてご紹介したいと思います。

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中学時代の出来事

僕は中学時代、剣道部に所属していました。

男子剣道部のメンバーは、先輩も含めて僕以外すべて同じ小学校所属の人たちでした。

内向的だった私は、あまり周囲と馴染むことができませんでした。

当時は、どのようにすれば皆と仲良くすることができるのかを真剣に毎日考えていました。

そう考えるうちに周りの人の会話をよく聞いたり、どういう行動が受けているのかを観察していました。

そうした観察を続けている中で、他のメンバーが良く使っている表現や、良くしている仕草をいくつか見つけることができました。

当時はラポールという概念を知りませんでしたが、皆と同じことをすれば、打ち解けることができるのではないかと子供ながらに考えました。

相手の言葉遣いと行動を真似した結果

同級生と1対1で話す機会があったら、早速相手が使っていた表現を自分も使ってみました。
例えば

相手 : この間、クラスの『仲間』と一緒にカラオケ言ってきた。

自分 : そうなんだ、『仲間』とカラオケ楽しそうだね。

相手 : 今度の『休み』にまた行く。

自分 : そうなんだ、僕は『休み』、全然することがないから家で本読むくらいしかないな。

というふうに、相手が使った表現と同じ表現を一つ真似して会話を進めていました。また、この時、相手が笑えば自分も笑うようにしていました

知らずに行っていたラポール構築

先程も書きましたが、中学生の当時はラポールという概念を知りませんでした。しかし、無意識の中でラポール構築の基本を行うことができていたようです。

エピソードの中で、周囲の様子を観察してよく使われている『表現』やうけている『行動』を見つけようとしていました

ラポールを築くためには、まずは相手の言葉や仕草に注意して見ましょう。

そうすることで、相手が好んでいる『表現』や『仕草』を見つけることができるだけでなく、相手から『ああ、この人は私の言葉を真剣に聞いてくれているんだな』という印象を与えることも期待できます。

ラポール構築をする時に注意点すべき点とは

人間関係を築いたり維持するために、ラポールの重要性と構築方法を紹介しました。

では、これから相手の言葉や行動をすべて真似すればいいのか?というとそうではありません。

例えば、あなたが友人と話している場面を想像してみてください。

あなた : 『今日、昼食で食べたパスタ美味しかった』

友人 : 『今日、昼食で食べたパスタ美味しかったんだ』

あなた : 『そういえば、この前の休みの日嫌なことあったんだ。。』(嫌な表情をする)

友人 : 『この前の休みの日嫌なことあったんだ、、』(同じく嫌な表情をする)

どうでしょうか?自分 (あなた) が言った言葉を友人がオウム返しのように返して来たら、かえって不信感をいだきますよね (しかも、あなたが嫌な表情をすると友人も嫌な顔をしています)

これを防ぐために、ラポール形成に慣れていないうちは、単語表現と笑顔だけを真似するのが無難です。

はじめは慣れないかもしれませんが、その後の人間関係の構築と維持を円滑にするために是非実践してみてください。

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