こんにちは、スバルです。
学校や職場、家庭など人と関わる場はたくさんあります。
ただ、人とやり取りをしている中で、コミュニケーションが難しいと感じることも多くあると思います。
今回は、そういったコミュニケーションに難しさを感じている人のために、簡単にできて効果がある習慣について紹介をしたいと思います。
今回紹介することを習慣化して、あなたのコミュニケーションを向上させましょう!
コミュニケーションが向上する傾聴の習慣
傾聴とは、簡単に言うと相手の話をしっかり聞くことです。
それでは、なぜ傾聴が重要なのでしょうか?
それは、自分の見ている世界と、相手がみている世界は違う場合があるからです。
例えば、結婚に対してどう思いますか?とAさんとBさんに聞いたとします。
Aさん「幸せになるために必要だと思う」
Bさん「結婚なんて、自由な時間が減るし必要ない」
このように、同じ「結婚」に対して人によって見方、考え方が違います。
つまり、あなたと相手が同じ物事について話していても、あなたが感じたとこと相手が感じたことは違う場合があるということです。
この状態を放ってコミュニケーションを進めていくと、どんどん相手と自分の意見に食い違いが生じやすくなります。
そのようなことを避けるために、傾聴が大切になってくるのです。
また、傾聴のメリットは他にもあります。
そのことについては過去の記事で触れているので、良ければ読んでみてください。
傾聴で気をつけるべきポイント
ここからは傾聴をするときに気をつけるべきポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
相手が話しやすい雰囲気を作る
あなたが人と話す時のことを想像してみてください。同じ人と話すのでも、緊張した雰囲気で話すよりも、和やかな雰囲気の場で話すほうが断然話しやすいですよね?
同じように相手も、イライラしたり緊張したりする雰囲気でコミュニケーションを取るのは苦痛でしかありません。
まずは、相手に気持ちよく自分のことを話してもらために、和やかな雰囲気を作ることを意識してみてください。
笑顔で相手に接する
日常会話や相手と中を含めたいときには、基本的に笑顔で相手に接すしたほうが良いです。
笑顔の人には親近感をもちやすいですし、なにより楽しい雰囲気を醸し出すこともできます。
相槌うったりオウム返しをしたりする
傾聴はただ相手の話を聞くだけで終わりではありません。
相手にしっかりと話を聞いていることを意識させることも大切です。
そのために、相手が話を聞いて適切なポイントで相槌をうってあげるように意識しましょう。
適切なポイントと言っても
Aさん「この前、近くにできたカフェに行ったんだけど、めちゃくちゃ良かったよ!」
Bさん「そうなんだ!」
と言った感じで、不自然にならないように相槌を打つだけで大丈夫です。
また、相づちだけでなく、相手の言ったことをオウム返しすることも大切です。
これもそれほど難しいことではありません。
Aさん「この前、ゲームしてたら小説家の人と知り合いになれたよ」
Bさん「え!小説家の人と知り合いに!」
こういう風に、相手が言った言葉の一部を繰り返すだけです。
相手の言葉を繰り返すことで、相手は「この人は自分の話をしっかり聞いてくれてるんだな」と感じ、あなたに親近感を抱きやすくなります。
ただ、相槌を打ちにしろ、オウム返しをするにしろ、やりすぎると逆効果になることがあります。
そのため、くれぐれもやりすぎには注意しましょう。
相手の話は最後まで聞く
傾聴で大切なことは、相手の話を最後まで聞くということです。
相手の話を聞いていて、自分も話したくなることがあります。
そういう時でも、まずは相手の意見を最後までしっかりと聞いて、それから自分の意見を言うように心がけましょう。
相手を認めることを習慣化する
コミュニケーションを円滑にするためには、相手との信頼関係も大切になります。
これから紹介する方法は、相手に信頼感を抱かせるために有用な方法です。
ただ、気がついたときになるだけではそれほど効果がありません。ぜひ、習慣になるくらい、繰り返し行うようにしてください。
相手を観察して事実を伝える
相手の行動をしっかりと観察して、その事実を相手に伝えるということは、信頼感を生むために重要なことです。
例えば、あなたが研究室に所属していて、1週間ほど実験操作を教えていたとします。
一緒に実験をしている中で、後輩の認めるべきところが見えてきます。
例えば
- ちゃんと実験の原理について調べてきているね
- こちらが指定した時間に遅刻せずに来ることができているね
- ちゃんとデータをまとめることができているね
などです。
このような相手のことを認める言葉を伝えることで、「ちゃんと自分のことを見て認めてくれている」という気持ちを相手は持つようになります。
このやり取りを繰り返していくうちに、相手との信頼関係は段々と強まり、結果的に円滑なコミュニケーションにつながっていきます。
あなたも周囲の人の動向を観察して、認めるべきポイントを探してみましょう。
作業を一旦止めて相手の話を聞く
何か作業をしていて人に話しかけられた時、あなたはどのように対応しますか?
数年前の僕は、作業をしながら相手の話を聞くことが多かったです。
しかし、それでは相手はどのように感じるでしょうか?
おそらくこのように思うのではないでしょうか。
- この人はちゃんと自分の話を聞いてくれているのか不安だな
- ちょっと態度悪い気がする
- ちゃんとこっちを見て話を聞いて欲しいな
このようなことを繰り返していては、相手に不信感を抱かせてしまいかねません。
それでは、どのようにすば良いでしょうか?
答えは簡単です、作業を一旦作業を止めて相手の話を傾聴しましょう。
そうすることで、ちゃんと自分のことを認めてもらえていると感じるようになり、信頼関係が強まっていきます。
どうしても作業を中断できない時は、「ごめん、どうしても今やっている作業を中断できないから、これが終わってからでも大丈夫かな?」と言って、後ほどしっかりと相手の話を聞くようにしましょう。
作業をしながら相手の話を聞いているという人は意外と多いので、この方法を習慣化した人としない人とでは、後々大きな差ができると思います。
言葉の選択を習慣化する
言葉というのは意外と難しくて、相手に同じことを要求しているのに、選ぶ言葉によって結果に大きな差がでるということもあります。
例えば、自分と後輩が一緒に資料作りをしていたとします。
一週間頑張って資料を作って発表当日を迎えました。しかし、後輩に任せていた機材チェックが不十分で、発表ではトラブルが発生しました。
発表の後に後輩と今後こういうことが起こらないように、対策を考えることになりました。
僕は、今後同じトラブルが起こらないように、原因解明と対策を立てたくて
「何故、今回のトラブルが起こったのか?」
「何故、そこの確認をしなかったのか」
と後輩に言ってしまいました。
「何故?」と繰すことは、問題の発見をする上では有用な方法です。しかし、今回の様に相手が失敗している時にこの方法を使うと、相手はどう感じるでしょうか?
おそらく、段々と「追求されている」「怒られている」と感じるようになると思います。
それでは、次のように言い換えてみるとどうでしょうか?
「どうすれば、同じようなトラブルを避けることができるか一緒に考えてみよう」
「どのようなところに注意したら良かったか、一緒に考えてみよう」
先程の「何故?」と比べて、責任を追求されている感じがしませんよね。
さらに、責任を追求されていないと感じている分、相手から積極的に意見を引き出すことも期待できます。
このように、求める相手の行動は同じなのに、表現を変えるだけで結果に大きな差が出ることはよくあります。
そうした表現をすればよいのかを考える癖を習慣にすると、後々の生活や仕事でのやり取りが大きく違ってきます。
最後に
今回は、コミュニケーションが苦手な方のために、コミュニケーションを円滑にするのに役立つ習慣について記事を書きました。
一回や二回行っただけでは大きな効果は期待できませんが、これらを習慣化することで、あなたのコミュニケーションは今よりも格段に改善されます。
いずれの方法も簡単に取り入れることができるため、まずは一つだけでも良いので習慣化してみてください。
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