会議で意見を言うための心構え
間違った意見はない
これは別の記事でも紹介しましたが、とても大切なことです。
人に自分の意見を言いにくい人は、次のような不安を抱きがちです。
- 周りの人と意見が食い違っている自分は間違っている
- 間違った意見を言ってしまったらどうしよう
人と違う意見を言うことは大切ですし、不安がる必要はありません。
会議や議論では、異なる意見を言うことは非常に有益です。
そのため、人と意見が違うからということで意見を言うことに臆病にならなくて大丈夫です。
以前書いた記事に興味がある人は、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
相手は審査員ではない
会議に参加している周りの人は、審査員ではないというとを意識しましょう。
意見を言うことに苦手意識を持っている人は、相手に自分が審査されているかのように感じることがあります。
僕自身も人前に立って発表をする時に、そう感じることが多くありました。
しかし、会議という場は、多くの人が意見を出し合ってより良い方向に意見をまとめる場です。
そのため、あなたの意見について点数付けや合否を出す場ではありません。
会議や議論の際に人に審査 (評価づけ) されていると感じてしまう人は、一度会議がどういうことを目的としているのかを考えてみましょう。
自分と相手の知っていることは違う
会議で自分なりの意見を言える人でも、自分が伝えたいことがちゃんと伝わらないと悩んでいる人も多くいます。
そいう人たちがまず意識するべきことは、自分が知っている情報と相手が知っている情報は違うということです。
当たり前なことのように感じますが、いざ話し合いを行っていると意外と忘れてしまっている人が多くいます。
相手の知識背景を無視していては一見会話が成り立っているようで、実はお互いに大きな誤解をしたまま話が進んでしまうということになりかねません。
例えるなら、アンジャッシュの芸がまさにそれです。
同じことを言っているようで、お互いに知っている情報が異なるために話が噛み合わずとんでもない誤解を生んでしまいます。
こうした事を防ぐために、相手と自分が知っていることは違うことを意識するようにしましょう。
そして、相手と自分の知識背景の差を埋めるために、意見を言う前にはある程度、前情報を共有することにも力を入れるようにしましょう。
会議で相手の意見を聞く心構え
先程は、意見を言うための心構えを紹介しました。
しかし、自分の意見ばかりを言うことに気を取られていては駄目です。
意見を言うためには、相手の意見にもしっかりと耳を傾ける必要があります。
そのため、最後に相手の意見を聞くための心構えについて少し紹介をしたいと思います。
話は最後まで聞く
発表している人の話は最後まで聞くようにしましょう。
発表する人は、それなりに話のストーリーを準備してきていることが多いです。
そのため、話の途中では意味のない情報に思えても、その後とても重大な意味を持つようになるのかもしれません。
それに、相手の話を途中で遮ってしまうのは相手に失礼であることも多いし、何より発表者がちゃんとしたストーリーを用意していた場合、スムーズに会議を進める邪魔になりかねません。
そのため、相手の話はしっかりと最後まで聞くようにしましょう。
その上で、質問や疑問点があるなら、発表者の方に投げかけるようにしましょう。
相手の話を理解できているか確認する
会議でちゃんとした意見を言うためには、相手の話をしっかりと理解する必要があります。
しかし、話の内容を理解しているつもりでも、実はわかっているつもりになっていただけということも多いです。
これを防ぐためにも、しっかりとメモを取り、本当に自分は理解できているのかと一度自問するようにしましょう。
あやふやな理解のままでは、良い意見 (フィードバック) を出すことなどできません。
最後に
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