リーダーとファシリテーター
ファシリテーターとは
ファシリテーターとは、簡単に言うと会議の流れをスムーズにするために舵取りをする人のことです。
ファシリテーターの役割としては次のようなものがあります。
- 議論の方向性を決める
- 参加者の発言を促す
- 出た意見を整理して、次の方向性を示す
自分のアイデアや考えを積極的に発信するのではなく、みんなの意見に耳を傾けたり、議論に参加していない人に発言を促したりするなどのサポート役として動くことが多くなります。
通常イメージするリーダーのように、積極的に発言したり、自分が先頭に立ってみんなを率いていくのが苦手だという人は、ファシリテーターとしてチームを運営してみてはどうでしょう?
リーダーとファシリテーターの違い
リーダーとファシリテーターはチームや組織を導くという意味では、目指すところは同じです。
リーダーは組織のトップで、物事の最終決定をして集団を率いていきます。
例えば、ドラえもんに登場するジャイアンをイメージするとわかりやすいと思います。
一方でファシリテーターは、集団みんなの意見をまとめて、みんなが満足する方向に集団を導いていきます。
例えるなら、劇場版のドラえもんでしょうか。
トラブルに直面して、スネ夫やジャイアンが文句を言うと、彼らの意見を混ぜつつより良い解決案をすることが多いですよね。
要は、リーダーとファシリテーターの違いは、リーダーが中心になるのか、それともチーム全体で一つの方向に進むのかということです。
ファシリテーターとして活動するメリット
ファシリテーターとして活動するメリットはいくつかあります。
まずは、自分の意見を言うことが苦手な人や、アイデアが思いつきにくいという人でも、比較的簡単にファシリテーターとして活躍できるということです。
ファシリテーターとしての役割に、意見を言うことを促すというものがあります。
例えば、会議中に特定の人が余り発言していなかった場合、ファシリテーターの人は
- 〇〇さんは、何か意見がありますか?
- 〇〇さんは、この意見についてどう思われますか?
という風に、会議に参加しやすいように声掛けをしていきます。
また、全員が出た意見を整理して、みんなの意見の共通点や方向性の提案を行ったりもします。
このように、ファシリテーターの役割は、まずは相手の意見をしっかりと聞くところから始まります。
そのため、アイデアが考えつかない人や、率先して意見を言うことが苦手という人でも十分にファシリテーターとして活躍する可能性はあります。
また、ファシリテーターが導く集団は、全員が主体的になり生産性が上がるということもメリットの一つです。
というのも、ファシリテーターが運営する集団は、ファシリテーターによって全員が議論に参加するようになります。
そのため、集団全体が主体的に課題に取り組み、必然的に生産性が向上するようになります。
ファシリテーターとして活動するデメリット
ファシリテーターとして活動することのデメリットはそれほど有りません。
強いて言うなら、みんなの意見をまとめたり、方向性を決定するのははじめのうちは難しいかもしれないということでしょうか。
ただ、場数をこなしたり知識を獲得していく中で解消されていきます。
最後に
下に貼った記事の中に、ファシリテーターとして活動する時にも使えるフレーズがあるので、興味があれば一緒にお読みください。
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